北海道・東北
弘南鉄道
弘南鉄道は、青森県の弘前市を中心に弘南線と大鰐線の2つの路線を運営する鉄道です。
鉄道コレクションでは、初期の頃に元東急の車両を中心に製品化されています。
鉄道コレクション
元は東急7000系で、1988年以降導入されました。
大鰐線の7000系のうち、7033編成は2016年3月末から4月上旬にかけて次のラッピング下準備として帯が剝がされた姿で運用されました。
弘南鉄道7000系のうち、7037編成と7039編成は、2014年に1521系と旧標準色に模した前面ラッピングを施されて運転されていました。
このうち7039編成当時は、当時のラッピングされた仕様でオープンパッケージで製品化されました。
秋田中央交通軌道線
秋田中央交通軌道線は、現在はバス会社である秋田中央交通がかつて運行していた路線で、八郎潟駅と五城目駅を結び路線距離は3.8kmでした。
開業当初(1922年:五城目軌道)はガソリン機関車などが使用されていましたが、1950年の電化以降も電車は導入されず、電気機関車や電動貨車が牽引する方式がとられ、1969年に廃止となりました。
鉄道コレクション
1952年に東急から電動貨車のデワ3001・3002を譲渡、国鉄からキハ41000の2両を譲渡され客車化(ナハフ10)し、電動貨車+客車の組み合わせで使用されていました。
鉄道コレクションでは、旧塗装のセットを保有しています。
庄内交通
庄内交通は現在は山形県の庄内地方を中心に路線網を持つバス事業車ですが、かつては湯野浜線という鉄道路線を運営していました。
湯野浜線は、鶴岡駅と湯野浜温泉駅を結び12.3kmの電化路線(直流600V)で、1928年に開業、最盛期には通勤・通学・善宝寺の参拝客や湯野浜温泉の観光客・魚の行商人等の旅客輸送や、庄内米の貨物輸送などを行っていましたが、モータリゼーションの波には勝てず、1975年に廃止となりました。
鉄道コレクション
★モハ8
元京王帝都電鉄デハ2405で、1940年日本車輛製造で制御車として製造、京王線の架線1,500V昇圧時に廃車され、東洋工機で改造され1964年に庄内交通へ譲渡されました。
その際モハ8となり、湯野浜線が廃止になる1975年まで活躍しました。
阿武隈急行
阿武隈急行線は東北本線の福島駅と槻木駅を結ぶ 54.9km の路線で全線単線・交流電化されています。
当初は東北本線のバイパス線として計画され、1968年に槻木駅~丸森駅(17.4km)が国鉄丸森線として部分開業しましたが、1986年7月1日に第三セクター方式で発足した「阿武隈急行株式会社」に運営が引き継がれ、1988年7月1日工事区間であった福島駅-丸森駅間(37.5km)が全通しました 。
鉄道コレクション
1988年の全線電化開業に合わせて導入された車両で、JR東北本線への直通運転を考慮、JR九州の713系をベースとした交流形電車で片側2扉・2両固定編成となりました。
老朽化の進行と保守部品確保の関係から今後は順次新型車両に置き換えとなる見通し。
福島交通
福島交通は、バス事業がメインの会社ですが鉄道事業も行っていて、福島-飯坂温泉を結ぶ 9.2km の路線(飯坂線)を所有しています。
飯坂線は、1991年6月に架線電圧を 750V から 1500V に昇圧して以降は使用車両も一新され、その後は元東急 7000系の譲渡車に統一されていましたが、老朽化により 2016年から 2019年の間に元東急 1000系に置き換えられました。
鉄道コレクション
老朽化した7000系の置き換え用として2017年に導入、元東急1000系の中間電動車を改造した車両で、先頭車には非貫通の運転台が新設、台車は東急時代のものを使用、集電装置は福島交通では初のシングルアーム型パンタグラフが搭載、主回路はVVVFインバータ制御方式となりました。
関東
上信電鉄
上信電鉄は、鉄道事業としては群馬県高崎駅と下仁田駅を結ぶ33.7kmの路線を運営する会社です。
全線単線の電化路線で、貨物輸送は1994年まで行われていました。
かつては、春秋のシーズンなどの国鉄からの直通列車や快速列車などの設定もありましたが、現在は2両編成の列車により全て運行されています。
鉄道コレクション
★200形
上信電鉄の自社発注車で、1964年と1969年に計9両が増備されました。
車体は20m級3扉車で、前面デザインは3枚窓、1次車は国鉄101系、2次車は西武101系に準じた設計とされ、車体外観はそれぞれ異なるものとなりました。
中部
富山地方鉄道
本線(電鉄富山駅-宇奈月温泉駅)や立山線を中心に、富山県東部に総延長キロ 100.7km(2015年3月14日現在)の路線網(鉄道路線及び軌道路線)を持つ私鉄です。
鉄道コレクション
10020形は1961年と1964年に製造されたMM'ユニット方式の車両で、車体は日本車両標準タイプ、デビュー当初はMcTMM の3両固定編成でしたが、のちに中間車(サハ220)を抜いて2両編成となりました。
北陸鉄道
かつては石川県加賀地方全域と能登地方に沢山の路線を持っていましたが、モータリゼーションの影響で廃止が進みましたが、現在は石川線(野町駅-鶴来駅)、浅野川線(北鉄金沢駅ー内灘駅)の2路線 20.6kmを運営しています。
鉄道コレクション
★03系
元東京メトロ03系で浅野川線で運用されている8000系の老朽化に伴う置き換え用として2020年から導入が開始されました。
1編成目の導入車は2020年12月より運用を開始し、最終的には2024年までに2両編成5本(10両編成)が導入される予定となっています。
東海
伊豆急行
伊豆急行線は、伊東駅と伊豆急下田駅間 45.7km を結ぶ全線電化・単線の観光路線で、1961年の開業以来東海道本線より国鉄・JRの優等列車も乗り入れています。
自社車両としては、開業時に登場した 100系が 2002年まで使用されていましたが、200系(JR東日本から譲渡された 113系・115系)に置き換えられ引退となりました。
現在は、2100系及び 8000系(元東急 8000系)が運用されています。
鉄道コレクション
自分が所有する3編成目の伊豆急100系で、クモハ122+サハ186+クモハ103の3両編成です。
クモハ122は1961年の同鉄道開業時に導入された片運転台車、サハ186は、元は1963年に製造されたサロ180形の格下げ使用車、クモハ103は両運転台車で、増結用として重宝された他、貨物列車牽引でも使用されていました。
静岡鉄道
静岡鉄道は、静岡市葵区の新静岡~清水区の新清水駅を結ぶ 11.0kmの路線(静岡清水線)を運営する鉄道で,かつては自社工場で製造した車両や他からの譲渡車が運用、1973年以降は全列車が 1000形により統一されていましたが、現在は1000形の老朽化に伴い、今後は A3000形へ置き換えが順次実施されます。
鉄道コレクション
静岡鉄道1000形は、それまで運用されていた旧型車の置き換え用として1973年に登場した車両で、1985年までに2両編成12本が製造されました。
18m級3扉のステンレス車体で、前面は非対象の大型2枚ガラスを採用した非貫通形のデザインを採用しています。
老朽化した1000形の置き換え用として導入された車両で、形式の前に「新たな活性化」などの意味を込めた「A」が加えられました。
A3000形のA3001F編成(A3001-3501)は、「富士山」をイメージしたクリアブルーのカラーでラッピングされ、2015年3月に営業運転を開始しました。
A3002F編成(A3002-3502)は、「いちご」をイメージしたパッションレッドのカラーでラッピングされ、2017年3月に営業運転を開始しました。
A3003F編成(A3003-3503)は、「お茶」をイメージしたナチュラルグリーンのカラーでラッピングされ、「安全・自然」を表現しています。
西日本
近江鉄道
近江鉄道は滋賀県東部で3路線を運営する鉄道で、全線単線の電化路線です。
かつては、レールバスを導入した時期もありましたが、現在は元西武鉄道の車両を保有し、自社工場で大規模な改修工事を行ったものもあります。
鉄道コレクション
★モハ51
元は川崎造船所で造られた木造両運転台の電動貨車デワユ101・102を、1941年に日本鉄道自動車で鋼体化・旅客車化改造を行い、車番もモハ51と改番したものです。
近江鉄道では 1978年まで使用されましたが、その後廃止となり銚子電鉄に譲渡され、同鉄道のデハ701となりました。