新潟交通モワ51は、1933年の路線開業時(当時は新潟電鉄)に軌道線・鉄道線直通用として製造された貨物列車用の車両で、旅客用のモハ11形・クハ31形などとともに登場しました。
これは、貨物の輸送量が多く見込まれなかったため、電気機関車ではなく、貨物用の電車が増備されたもので、路線開業以降は、単独・又は国鉄から燕駅経由で直通してきた貨物を牽引するなどの形で、貨物列車として使用されました。
また、冬季には除雪用車両(キ1形やキ100形など)による除雪列車運転時の動力車としても使用されました。新潟交通では、1982年に貨物列車が廃止されましたが、それ以降も上記の除雪列車の動力車用として活躍しました。1999年に電車線が廃止されましたが、それ以降は月潟駅で保存されているそうです。
鉄道コレクションでは、第2弾でモデル化されていますが、実車では車体長が11m級であるのに対して、模型では12m級動力ユニットに合わせているので多少オーバースケールとなっています。
↑ モワ51
↑ パンタグラフ側前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ 反対側 運転台付近の様子