品番:3041
EF64は、従来のEF16などに代わる勾配区間用の「新性能電気機関車」として開発されました。
最初に投入されたのは、奥羽本線の福島~米沢間で、1964年から1965年にかけて試作車を含む12両が製造され、板谷峠越えの輸送力増強に活躍しました。
当時この区間では電気回生ブレーキつきのEF16が投入されていましたが、このシステムでは電力を発生と同時に使う列車が必要で、登坂する列車と降坂する列車をうまく設定しなければならず、運転ダイヤの制約を伴っていましたが、EF64では新たに抑速発電ブレーキ方式を使用、出力もEF16に比べて1.35倍となったため、こうしたダイヤ上の制約を解消し、旅客列車や貨物客車を増やすことが可能となりました。
1966年の松本電化用として中央東線に16両が投入、この2次車では、貨物列車での使用が主体で客車も蒸気暖房方式であったことから、客車用の電気暖房装置が装備されませんでした。
その後もEF64はED60に代わり中央東線で増備が進み、奥羽本線に配置された1次形も福島-米沢間の交流電化により全車中央東線に転属となったため、1976年までに全車(基本番台)79両が中央東線に集結する形となりました。
Nゲージでは、KATOの旧製品を所有しています。
カプラーは、KATOマグネティックナックルカプラーに換装済です。
↑ 車番は29号機を選択しました。
↑ 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 連結器はKATO マグネティックナックルカプラーに換装済
↑ パンタグラフ付近の様子
↑ 反対側運転台付近の様子。