国鉄型気動車
Nゲージ
国鉄が1958年に開発した車両で、1953年までに728両が製造されました。
国鉄の量産形気動車としては初めて液体変速機を採用し総括運転が可能となり、前面は貫通型、客室側窓が「バス窓」となっているのが外観上の特徴です。
キハ35系は、都市近郊の人口増加に伴い急速に増加した都市近郊路線の輸送力確保も目的として1961年11月に登場し、外吊式客用扉は、キハ35系車両の外観上の大きな特徴となっています。
JR世代気動車(ハイブリッド含む)
鉄道コレクション
キハE120形は、2008年に8両が新津運輸区に投入され、米坂線・磐越西線などで使用されていましたが、2020年3月以降は8両全車が郡山総合車両センター会津若松派出所の配置となり、只見線全線と磐越西線の一部の列車で運用されています。
キハE130系は、水郡線での混雑緩和を目的として2007年に登場、従来運用されてきたキハ110系を全て置き換える形で導入されました。
鉄道コレクション第32弾では両運転台仕様のキハE130形が製品化されました。
老朽化したキハ40形・キハ48形の置き換え用として導入された車両で、2017年に18両が八戸運輸区に新製配置、同年12月に営業運転を開始し、翌2018年3月のダイヤ改正で既存車を置き換え・淘汰しました。
JR東日本が2007年に導入した世界初となるハイブリッド式を採用した気動車で3両が小海線に導入、発電用のディーゼルエンジンとリチウムイオン電池の組み合わせにより動力用電源を駆動用としてかご形三相誘導電動機に供給しています。
HB-E210系は、 2015年5月に営業運転を開始した「仙台東北ライン」で運用されている車両で、直流区間の仙石線と交流区間の東北本線を直通することから、環境負荷の少ないディーゼルハイブリッドシステムを搭載する車両として導入されました。
JR東日本とJR総研が共同開発した試験用車両で、2003年にシリーズ式ハイブリッド車両の試作車E991系気動車キハE991形(キヤ E991-1)として新製され、愛称は「NEトレイン(New Energy Train)」と名付けられ、各種試験が実施されました。
実車
久留里線用のキハ130系は全車両が両運転台仕様のキハE130形で、既存車の置き換え用として2012年に導入、12月から営業運転を開始しました。
区分は100番台で、車内はオールロングシート、トイレは未設置、カラーリングは正面が緑と黄色、側面はドアが全面黄色で側窓が青・緑でのデザインとなりました。
大手私鉄気動車
鉄道コレクション
小田急キハ5000形は、小田急小田原線と国鉄御殿場線の直通運転用として1955年に登場、国鉄キハ45000形などをベースとし、御殿場線の走行に備えた主機の出力増強・ブレーキ装置の改良などが行われました。
キハ20 形は、キハ10 形の増備車として1987 年に1両が導入、富士重工製の「LE-CAR II」がベースで2軸台車・全長15.5m となり、バスの部品が多く使用されました。
八百津線や三河線末端区間で運用されましたが、同線の廃止により運用を離脱し、全車ミャンマー鉄道省に譲渡されました。
ローカル私鉄気動車
鉄道コレクション
元名古屋鉄道のキハ8500系で特急「北アルプス」用として1990年に製造、特急「北アルプス」廃止後、2001年12月に会津鉄道に譲渡されました。
会津鉄道では、会津鉄道の看板車両として活躍し、快速「AIZUマウントエクスプレス」号や普通列車などで使用され、JRや野岩鉄道にも乗り入れていました。