会津鉄道キハ8500形は、元名古屋鉄道のキハ8500系で、特急「北アルプス」用として1990年に製造されました。
名鉄神宮前駅からJR高山本線高山までを乗り入れていましたが、特急「北アルプス」廃止後、2001年12月に会津鉄道に譲渡されました。会津鉄道では、会津鉄道の看板車両として活躍し、快速「AIZUマウントエクスプレス」号や普通列車などで使用され、JRや野岩鉄道にも乗り入れていました。
JR東海のキハ85系をベースに設計されており、最高速度は120km/h、上り勾配の均衡速度は100km/hで、高性能を重視した車両で、車内設備は特急車ゆえのサービスを重視した設計で、座席はシートピッチが1000mmで回転リクライニングシートが採用されていました。
運転台は貫通型で、全面ガラスはサイドまで伸びたパノラミックウィンドウとなっていて、側面窓も窓枠下部まで広げるなど、眺望確保が重視されていました。
名鉄から譲り受けた5両のうち、唯一の中間車であるキハ8555は予備車扱いで、通常は2両×2編成の形で運用されていましたが、老朽化のため2010年5月にAT700/750によって置き換えられ、引退となりました。
鉄道コレクションでは第30弾で製品化されました。
↑ キハ8504
↑ キハ8501
キハ8504 前面の様子
↑ キハ8504 側面の様子 その1
↑ キハ8504 側面の様子 その2
↑ キハ8504 側面の様子 その3
↑ キハ8501 側面の様子 その1
↑ キハ8501 側面の様子 その2
↑ キハ8501 側面の様子 その3
↑ 台車の様子
↑ キハ8501 運転台付近の様子