上信電鉄
上信電鉄は、鉄道事業としては群馬県高崎駅と下仁田駅を結ぶ33.7kmの路線を運営する会社です。
全線単線の電化路線で、貨物輸送は1994年まで行われていました。
かつては、春秋のシーズンなどの国鉄からの直通列車や快速列車などの設定もありましたが、現在は2両編成の列車により全て運行されています。
鉄道コレクション
上信電鉄150形は西武鉄道から譲渡車で、このうち第1編成のクモハ151-クモハ152が鉄コレで製品化されました。
前面が国鉄101系電車のデザインに影響された切妻3枚連続窓で、導入時に台車が200形2次車や西武701系で装着しているFS343に換装されていました。
上信電鉄の自社発注車で、1964年と1969年に計9両が増備されました。
車体は20m級3扉車で、前面デザインは3枚窓、1次車は国鉄101系、2次車は西武101系に準じた設計とされ、車体外観はそれぞれ異なるものとなりました。
JR高崎支社管内で211系による置き換えとなった107系のうち6編成12本が上信電鉄に譲渡され、うち5編成10本が700形として2019年以降順次営業運転を開始しました。
そのうち1本は705編成(元R14編成)で、コーラルレッド時に濃紺帯の、200形などで見られた旧上信電鉄標準色で塗装されています。
JR東日本から上信電鉄に譲渡された700形(元107系100番台)のうち、704編成はJR東日本時代の塗装を装い、「107系リバイバルカラー」として運行されています。
鉄道コレクションでは、オープンパッケージで製品化されました。
流鉄(総武流山電鉄)
流鉄(旧:総武流山電鉄)は馬橋駅と流山駅を5.7km (単線・電化)の流山線を運営しています。流山線は 1916年に軽便鉄道(流山軽便鉄道)として開業、1924年に改軌、1949年に勅中 1,500Vで電化され、現在に至っていますが、かつては蒸気機関車やガソリンカーなども運用されていました。
創業以来、どこの鉄道会社系列にも属さない独立系のローカル私鉄ですが、運用車両は1994年以降全車が西武鉄道からの譲渡車で統一されています。
現在は、元新 101系の 5000系(2両編成5本)で運用されています。
鉄道コレクション
晩年西武鉄道多摩川線で2両編成で運用されていた元551系/558編成がそのまま同鉄道に譲渡され、新形式「1300形」となりました。
2001年まで同鉄道で運用されていましたが、その後3000系などの導入により廃車となりました。
5001編成は、2010年1月より運用を開始し、当初は水色をベースとした塗装を施し、3代目「流馬」として使用されていましたが、2017年の全般検査の際に塗装変更が実施され、現在は「さくら」の愛称で運用されています。
鉄道コレクションでは3代目「流馬」の仕様で製品化されました。
流鉄5000系の5004編成は、元西武新101系のクモハ287-クモハ288で、2012年9月に西武鉄道から譲渡を受け、12月から運用を開始しました。
愛称は3代目の「若葉」となり、黄緑をベースとした塗装となりました。
モハ100形モハ105は、15m・側面2扉の小型車ですが、流山電鉄が1949年の電化の際に南部鉄道から払い下げられ、同鉄道に入線してきました。
流山電鉄入線時に片運転台のクハから電動化・両運転台化が実施されました。
鉄道コレクションでは、第2弾で製品化されました。
秩父鉄道
秩父鉄道は、羽生駅と三峰口駅を結ぶ、71.7kmの秩父本線と武川-熊谷ターミナル間7.6km の三ヶ尻線(貨物線)を運営しています。
秩父本線は、ローカル輸送の他観光輸送の比重も大きく、普通列車に加えて急行列車「秩父路」やSL列車も運行されています。
最近まで存在した貨物列車専用の三ヶ尻線(武川-熊谷ターミナル間7.6km)は、石炭輸送列車の廃止に伴い2020年12月に廃止となりました。
鉄道コレクション
秩父鉄道1000系は国鉄101系を1986年から1989年にかけて3両編成×12本の36両が譲渡されたもので、2014年まで運行されていました。
鉄道コレクションでは、旧塗装やリバイバル塗装など各種が製品化されていますが、このうち1002号編成を所有しています。
箱根登山鉄道
箱根登山鉄道線は、小田原駅と強羅駅間を結ぶ 15.0kmの路線です。箱根湯本駅と小涌谷駅の間には 80パーミルとなる急勾配があり、日本の粘着式鉄道線としては最大となっています。
小田原ー箱根湯本間は小田急電鉄の車両が乗り入れ、箱根登山鉄道の車両は箱根湯本駅ー強羅駅間で運用されていますが、入生田駅には箱根登山鉄道の検車庫があり、入生田駅-箱根湯本駅間は軌間の異なる小田急電鉄の車両(狭軌/1,067mm)と箱根登山鉄道の車両(標準機/1,435mm)が運行されることから、同区間は三線軌条となっています。
鉄道コレクション
1919年にチキ1形として導入、1950年に木造車体の鋼体化と複電圧化改造を受けモハ1形となり、2019年に全車廃車となるまで活躍していました。
鉄道コレクションでは、このうち103-107号編成が事業者限定品として製品化されました。
モハ2形は1927年にチキ2形として導入、1050年の複電圧化改造と同時期に称号・木造車体の鋼体化工事が実際されもモハ2形となりました。
鉄道コレクションでは、モハ108とモハ109の2両が事業者限定品として製品化され、そのうちモハ108は金太郎塗装となっています。
1935年に増備されたモハ111+モハ112は、金太郎塗装となったモハ108と異なり、こちらの2両が通常の塗装となりました。
実車では、モハ111・モハ112は1991年に廃車となり、台車は2000形「サン・モリッツ号」の第2編成に流用されました。
モハ2形モハ109は、モハ108とともに1998年同鉄道創立70周年を記念して緑1号の塗装に変更され、2000年4月までそのままの塗装で運用されていました。
2019年4月に箱根湯本-強羅間開業100周年を記念して、再び緑1号の塗装と変更され、2021年3月に運用されていました。