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【Nゲージ】国鉄貨車 その1/TOMIX コキ60000形他

1950年代から1960年代頃に登場した有蓋車で編成された4両編成です。

TOMIX製のDD13に似合う貨物列車の編成が欲しいと思ってとりあえず揃えた有蓋車

実車の運用やDD13が牽引していたかどうかなどが良く知りませんが、とりあえず時代と雰囲気が合うのでよろしいかと。

車掌車がありませんが、そのうち購入しますのでご容赦を。

TOMIX製の貨車で、カプラーは2軸貨車用としては極めて評判の悪いTNカプラーを装備しています。

ワム70000形

品番:2733

1958年に登場した積載荷重15tの2軸有蓋車で、1960年までに5,710両が製造されました。

フォークリフトなどの機械による荷役方式に対応した構造で、車体は外部構造を全て鋼板で構成する全鋼製、妻面や側扉はプレス加工鋼板を用いて強度の確保と軽量化が図られました。

側扉は中央に2分割された両開き扉で、開口幅はワム90000形の1,700mmから2,300mmに拡大されました。

導入当初はパレット荷役可能な品目の輸送需要の多い区間に集中的に使用され、一部は急行車扱列車にも使用されていましたが、1961年に後継となるワム60000形が登場した以降は一般の貨物列車に使用されるようになりました。

国鉄末期の貨物列車「拠点間直行方式」への移行後、特に1984年2月の国鉄ダイヤ改正以降は大量の余剰車が発生しましたが、1987年の国鉄民営分割化までに全車廃車となりました。

↑ 側面全体の様子

↑ 妻面の様子、プレス加工鋼板が用いられています。

↑ 連結器及び車輪等の様子。

↑ 反対側から撮った様子。

ワム90000形

品番:2728

従来のばね吊り装置を二段リンク化することでこれまでより高速時に安定性は図られた15t積み2軸貨車で、1953年に登場しました。

当初は当時の標準形有蓋車として1938年から大量生産されていたワム23000形を二段リンク化し、その際に新形式のワム9000形と変更されたものでしたが、その後ワム9000形として新製や及びトキ900形・ワム50000形からの改造も行われました。

ワム90000形は番号別に90000番台(4,335両)と123000番台(14,672両)に分類され、前車は新製車(トキ900形・ワム50000形からの改造を含む)、後者はワム23000形からの二段リンク改造車となりました。

後者は2段リンク化改造の際に原番号に10000がプラスされる番号とされ、ワム90000形に編入されました。

ワム90000形の外観的な特徴としては、ドアに横2本もリブがあることですが、タネ車の関係で、初期のワム23000形改造車にはこのドアリブがありません。

TOMIXから製品化された「ワム124164」にはドアリブがないので、おそらくこの初期に改造されたグループかと思われます。

↑ 側面全体の様子。

↑ 妻面の様子

連結器及び車輪等の様子。

↑ 反対側から撮った様子。

ワム60000形

品番:8750(2両セット)

汎用二軸有蓋車ワム70000をベースに、設計の合理化と機械荷役への適合を重視して設計変更が行われた車両で、1961年から1963年までに8,580両が導入されました。

車体製造の最終工程ではリベット接合が廃止され溶接施工となり、側扉の開口部幅は400mm拡大の2,700mmに変更、側扉上部分には雨樋が新設されました。

屋根は断熱性能確保のため、ワム70000形の角屋根から変更され、屋根板と室内天井板の間に空気層となる間隔が設けられました。

1961年の製作開始直後から「急行車扱列車」への専属運用に充当され、従来のワム70000形を置き換えました。

1984年2月のダイヤ改正では、他の車扱い用の貨車同様に大量の余剰車両が発生し、廃車が進みました。

分割民営化後が、JR貨物への継承がなく、事業用としてJR東日本5両・JR九州3両の系8両のみが継承されましたが、2001年4月に最後まで残存したJR東日本の3両が廃車となり、形式消滅となりました。

Nゲージでは、TOMIXから2023年に2両セットで発売されたものを購入しました。

↑ ワム66715

↑ ワム65184

↑ 妻面の様子。

↑ 連結器、2軸車輪等の様子。

↑ 反対側から撮った様子。