品番:3020-7
1958年10月のダイヤ改正では、後に「ブルートレイン」と呼ばれる特急列車専用固定客車の20系が特急「あさかぜ」として運用を開始しましたが、その牽引機としてEF58が使用されました。
1960年には架線電源方式の発電電動機(MG)を搭載したカニ22形が20系編成に組み込まれましたが、牽引するEF58の一部でもこれに対応した仕様変更が行われました。
具体的には、先台車に20系乗務員室との有線電話回路・カニ22形の遠隔操作用回路を備えたジャンパ栓が設置され、EF58側からカニ22のパンタグラフ昇降・MGの起動や停止を含めた操作、給電接触器に投入など遠隔で行えるようになりました。
外部塗装は従来のぶどう色2号から20系に揃えた青15号に変更され、車体裾部のみをアクセントとしてクリーム1号、台車は初期の20系客車に合わせた灰色2号(後に黒色に変更)とされました。
しかしながら、EF58の牽引ではセノハチ通過時に登坂能力不足となりEF59などの補機が必要であったことから、20系客車の編成増強(14両→15両化)への対応も含めて、1963年12月からEF60-500番台への置き換えが実施され、EF58はその任を解かれてしまいました。
NゲージではKATOの旧製品を所有していますが、KATOのホームぺージをチェックすると品番:3020-7がまだそのまま掲載されているので、その後ブルトレ色のEF58はまだ再生産されていないか、仕様変更がされていないものと思われます。
今のところ、まだKATOマグネティックカプラーへの交換が行っておらず、アーノルドカプラーのまま走らせています。
当鉄道では20系ブルートレインは所有していないので、レイアウトでは10系客車などを牽引させて走らせています。
↑ 側面全体の様子
↑ 前面の様子、車番は115号機を選択。
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 旧型電機機関車らしく、EF56・EF57同様に3軸台車です。
↑ パンタグラフ付近の様子。(PS15パンタグラフを搭載)
反対側 運転台付近の様子。
↑ 連結器がアーノルドカプラーのままです。
マグネティックナックルカプラーは黒色のみなので、灰色のナックルカプラーの方がよさそう。