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EF80 静態保存機 碓氷峠鉄道文化むら 他

EF80-63号機

EF80の実車・保存機としては、現在は群馬県の「碓氷峠鉄道文化むら」に63号機が静態保存されています。

EF80は63機が製造されましたが、本機はその最終ナンバーで、2次車のうち旅客用として製造されたグループに含まれます。

1967年2月に日立製作所で落成し、当初は勝田電車区に配置されました。

後に田端機関区に転属となり1986年に廃車となりました。

その後高崎運転所で保管された後、1999年にオープンした同所で当初から展示されたいます。

63号機前面の様子です。

2次車では正面前照灯が張り出し式となりました。(1次車は埋め込み式)

旅客用のため電気暖房用電源との弾き通し用としてジャンパ連結器が装備されています。

側面の様子 その1

側面の様子 その2

2次車では側面エアフィルター上の窓がHゴム支持となっています。

↑ 側面の様子 その3

↑ パンタグラフの様子。

 ここではパンタグラグを上げた状態で保存されているので、見た目がとっても良いです。

側面から見た屋根上の様子。

交直流機関車らしく、屋根上はかなり複雑になっています。

EF80-36号機

1次形として製造された36号機は、1986年に廃車となった後もしばらくは大宮総合車両センターで保存され、一般公開の際にたびたに展示されていました。

(自分が撮影したのは、2013年5月の大宮工場一般公開の際だったと思います)

残念ながら、本機はその後公開されなくなり2017年頃に解体されてしまい、現存していません。

貨物用として製造されたため、スカート部分はジャンパ連結器等がなくすっきりしています。

1次車の前照灯は押込式となっていたため、車体前面から上がってきた雨水が溜まり腐食しやすかったことから、一部の機関車で前面窓上にヒサシは取り付けられました。

この36号機にもヒサシは取り付けられているのが分かります。

側面の様子です。

側面エアフィルター上の窓はHゴム支持にはなっていません。