当レイアウト(まだ未完成ですが・・・)では、一部を除きTOMIXのファイントラックを全面的に使用しています。
保有車両はKATO製が多いのですが、最近(2年ぐらい前)以降に購入したKATO製の動力車(電車)については、頻繁にポイント通過時に脱線するか止まってしまう不具合が発生しており、非常に問題となっています。
具体的には、上の写真のような状態になってしまいます。
(動力車単体で走行させ検証した際に発生したところと撮った写真です)
ポイント上で脱線・または止まってしまう動力車は、2年前に購入した415系、昨年購入した485系初期型・113系1000系・455系ばんだい編成で使用される4両です。
考えられる不具合の原因の一つとして、「スロットレスモーターの電磁力によるTOMIX電動ポイントの誤動作」があります。
しかしながら、415系については製品情報では「フライホイール付き動力ユニット採用」と記載されていてスロットレスモーター使用の明記がありません。
そのため、この不具合がモーターの電磁力によるものか分かりませんが・・・
それでも、「スロットレスモーター車/ポイント通過時不具合」については、KATOも公認(具体的にTOMIXポイントとは言っていませんが・・・)していますので、今回対策をとることにしました。
スロットレスモーターによるポイント通過時の不具合を確認
とりあえず、他のモデラーの皆さんがブログや動画で報告されている「スロットレスモーター車/ポイント通過時の不具合」を当レイアウトでも確認しました。
上の写真の向きでレイアウトに敷設されている電動ポイントN-PR541-15(F)を使用しました。
右方向から左方向に(ポイントの分岐する方向に)車両を走行させます。
この際、車両が上側(曲線側)に進むようにポイントの向きを切り替えておきます。
車両が通過する前、電動ポイント側面に設けられたスイッチは左側に位置しています。
動力車をゆっくり通過させたところ、途中で「カチャ」というポイントが切り替わる音がして、車両が途中で止まってしまいました。
左にあった電動ポイント側面のスイッチは、真ん中に移動していました。
車輌が止まってしまった原因としては、皆さんが既に報告されている「モーターの電磁力によるポイントの誤動作」と考えて良いかと思われます。
対策:動力車への減磁板の設置
不本意ながら、本対策用としてホビーセンターKATOから発売されている「減磁板」を購入してきました。
地元の模型屋さんではすでに品薄となっていましたが、ポポンデッタ・タムタムをハシゴしてなんとか、2セット購入できました。
2個入りで1,100円、計4個です。
減磁板の取り付け方は、KATOがWEBで別途説明しています。
具体的な作業としては非常に簡単です。(モーターカバーを外して取り付けるだけ。)
モーターカバーを外すためには、最初に車体を本体(動力ユニット)から外す必要があります。
減磁板を写真のようにモーターの上に置くと、モーターの電磁力で減磁板引っ張られるように勝手にくっつくので、ボンドなどで接着する必要は一切ありませんでした。
モーターの磁力、非常に強いですね。
減磁板設置後の動作確認の様子について、写真を撮るのを忘れてしまいました。(すいません)
取り付け後の結果は良好で、2~3回程度ポイントの上の走行させましたが、不具合は発生しませんでした。
上記の113系1000番台、スロットレスモーターが使用されていない(と思われる)415系を含め、不具合が発生するKATOの同力車4両全てに減磁板を取り付けました。
かかった費用は2,200円。
当初不具合が全て解決したかどうかは、実際に何回か車両を走らせてみないと分かりませんが、とりあえずメーカー公認の対応は行ったので、これで様子を見たいと思います。
↓ スロットレスモーターがポイント通過時に発生する不具合を確認した動画を
X(旧:ツイッター)に公開しています。
検証:KATOのスロットレスモーター/TOMIXポイント通過の不具合