品番:2022-1
C12形は、C10形をベースとして設計された旅客貨物用タンク式蒸気機関車で、軸重制限の厳しい簡易線向けとされたため、同時期に製造されたC11よりも一回り小さいコンパクトな大きさの機関車となりました。
なお、C12の登場後同様に簡易線用のテンダ式蒸気機関車としてC56が登場しましたが、C56は本形式と共通設計の部分が多くなっています。
1932年から1940年まで、及び1947年に計282両が製造され、全国の簡易線や構内入換用として運用されました。
しかしながら、気動車の導入拡大や入換用DD13の登場などもあり、1959年頃から廃車は始まり、1975年頃までに全車引退となっています。
現在は、真岡鉄道で66号機が動態保存されている他、大井川鉄道(164号機:休止中)や若桜鉄道(167号機)・明智鉄道(244号機)についても動態保存化への動きがあります。
NゲージではKATOから2015年に製品化されましたが、先日(2024年3月)に再生産されたのものを購入しました。
製品としての完成度が非常に高く、特に先輪・従輪で採用されたスポーク車輪は非常に精密に作られ、見た目を配慮して「黒艶消し仕上げ」となっているの他、この先輪・従輪から集電も行われ、非常に安定した走行に繋がっています。
後ろ側の連結器は、構造上カプラーは専用の台車マウントの形態となっていて、作業半径の小さいカーブレールでも通過可能(最小通過半径150R)となっています。
但し、本機はアーノルドからKATOマグネティックナックルカプラーに換装しているので分かりませんが、当レイアウトのカーブレールは280Rを基本としているので問題はありません。
前側の連結器はダミーですが、C11との重連や補機としての走行も行いたいので、ナックルカプラーへ換装するかどうか検討中です。
車番は46号機を選択しました。
↑ C12-46号機
↑ 前面の様子。
↑ 側面の様子 先輪は黒艶消し仕上げのメッキスポーク車輪で集電も行います。
↑ 側面の様子。 運転室内のブレーキハンドルまで表現されています。
↑ リヤの従輪も先輪同様のこだわり仕上げ。
↑ 後ろから撮った様子。
↑ 後ろから見た様子。
↑ 前面の連結器は今のところダミーカプラーのままです。
↑ 後ろ側の連結器はKATOマグネティックナックルカプラーに換装しました。
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