2015年某日、鶴見線安善駅を訪問した私は、鉄道フアンとしては見過ごすことのできない状況と遭遇しました。
かつて貨物列車のメッカであった鶴見線。
貨物輸送は時代の流れとともに衰退してしまいましたが、絶滅したわけではありませんでした。
その当日、1面2線島式ホームの安善駅のホームに降りた私は、DE10が牽引するタキ編成の列車が奥の引き込み線から駅構内へゆっくりと入ってくる状況を目撃しました。
貨物列車は米タンでした。
タキ1000の側面には米タン専用であるマークが表示されていた。
米タン列車はそのまま構内西側(扇町方面)に進んでいきました。
列車の最後尾には作業員の方が1名乗っていました。
無線で機関車の乗務員と交信しているものと思われます。
その後、列車はスイッチバックして構内の西側から東側(鶴見駅方面)の動き出しました。
この列車は何処へ行くのでしょうか。
DE10によるバック運転です。
おそらく、列車の先端に乗った作業員と交信しながら進んでいるのでしょう。
JEF塗装のDE10です。
国鉄塗装だけでなく、JRF塗装もこの機関車には似合います。
この仕様もNゲージで欲しいです(まだ持っていないので・・・)
列車はそのまま本線に平行して東側に伸びる側線を進んでいきました。
やがて、列車は構内東側の先で停車しました。
その後、DE10はいきなり列車を切り離し単機でこちらに引き返してきました。
これはいったいどういうことなのでしょうか。
DE10はゆっくりこちらに近づいてきました。
機関車の横には作業員の方が乗っていました。
やがて、DE10はホームに立つ自分の目の前に停車しました。
DE10 1576です。
ちなみに、この機関車は2000年に引退し廃車され現存しません。
側面の様子。
駅構内の東側に連れていかれた米タン列車は、そのまま置き去りにされています。
DE10は更に構内の西側に進み、停車した後動かなくなりました。
しばらくすると、扇町駅方面からEF210が先頭の別の列車(タキ編成)が構内に入線してきました。
この列車は何者なのだろうか。
そして、構内端で置き去りにされた米タン列車・停車したままのDE10の運命は。
To be continued...
↑ おまけ!!
線路内に無許可で立ち入っていたネコさん。
鉄道営業法第37条に抵触する行為です。
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