東京メトロ6000系の1次試作車は、世界初のサイリスタチョッパ制御の実用化を図るため、1968年4月に登場しました。
車体は量産車の千代田線への導入を考慮し、国鉄常磐緩行線や小田急線での直通運転が可能な20m級4扉のアルミ合金製車体とされ、3両編成の6001、6002、6003号のうち、6001号では三菱製のチョッパ制御、6002号は超多段式の抵抗制御、6003号は日立製作所製のチョッパ制御とされました。
導入当初は、深川検車区に配置され東西線で走行試験が実施されましたが、1970年には綾瀬検車区に転属し、試験用のチョッパ制御は撤去、2M1Tの抵抗制御車となりました。
1973年には有楽町線向け7000系搭載予定のAVF式チョッパ制御の試験で使用され、1978年にはVVVFインバータ制御の試験でも使用されました。
1979年には北綾瀬支線開業用として転用されることとなり、5000系と同じ抵抗制御・主電動機・ブレーキ関係に換装されました。
1994年には冷房化と合わせて室内のリニューアル工事も実施されました。
2014年には05系に置き換えられ、北綾瀬線での営業運転が終了しましたが、解体されず、新木場車両基地内で動態保存されています。
鉄道コレクションでは事業者限定品として冷房化以降の仕様で製品化されました。
↑ 6000ー1
↑ 6000-2
↑ 6000-3
↑ 6000-1 前面の様子
↑ 6001-1 側面の様子 その1
↑ 6000-1 側面の様子 その2
↑ 6000ー1 側面の様子 その3
↑ 6000ー2 側面の様子 その1
↑ 6000ー2 側面の様子 その2
↑ 6000-2 側面の様子 その3
↑ 6000-3 側面の様子 その1
↑ 6000ー3 側面の様子 その2
↑ 6000ー3 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ 6000ー3 運転台付近の様子