京成電鉄200形は1931年の青砥駅-日暮里駅間の開通に伴う車両増備用として、モハ200-210の10両が製造されました。
車体は、乗降の混雑緩和や運転席すぐ後ろが客用第1扉となることによる駅員無配置駅での集札の便などを考慮し、ドアの配置が非対称(厳密には点対称)とされ、京成電鉄初となるドアエンジンも採用されました。
この配置は、その後しばらくの間導入される京成電鉄の車両にも継承され、「京成タイプ」とも言われるようになりました。
主電動機は、高速性能を重視した110kW級(架線電圧 1500V時のSE-144電動機を搭載していました。
1965年から 1966年にかけて、半鋼車体を全金属製車体に乗せ換える工事が実施され、1967年にはコロ軸受化、主電動機の更新(SE-198への変更)による130kWへの出力増強、1971年には4両編成化工事なども実施されました。
1978年、3500形の増備により、モハ209を除く9両が新京成電鉄に譲渡され、モハ209は 1980年に廃車となりました。
新京成電鉄に譲渡された9両は、1990年まで運用され、同年7月に引退しました。
そのうち、モハ204は再度京成に引き取られ、現在は宗吾車両基地で静態保存されています。
鉄道コレクションでは、第25弾でモハ206-モハ207が製品化されました。
↑ モハ206
↑ モハ207
↑ モハ206 前面の様子
モハ206 側面の様子 その1
↑ モハ206 側面の様子 その2
↑ モハ206 側面の様子 その3
↑ モハ207 側面の様子 その1
↑ モハ207 側面の様子 その2
↑ モハ207 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子。
↑ モハ207 運転台付近の様子。