EF57は、当時の鉄道省が東海道本線での優等列車のけん引を目的として導入した旅客用電気機関車で、1940年から1943年の間に17両が製造されました。
外観は2C+C2配置の大枠に箱型の車体を載せ、両端にはデッキを備えた当時の電気機関車のスタイルと踏襲していますが、2号機以降は屋根上のパンタグラフ2基が車体両端いっぱいに寄せられ、蒸気暖房装置に接触しないようにやや高い位置に設置されているのが特徴です。
このパンタグラフは、1949年の東海道本線浜松電化の際に更に前へ450mm移動し、屋上車端部からアウトリガを張りだし車体からオーバーハングする形態に変更されました。
製造当初は沼津機関区に導入され、当初は東海道本線の旅客優等列車を牽引、EF58改造機が登場以降は普通列車を牽引していました。
1956年以降は上越線用に転用され、正面運転台窓の上のつらら切りやスノープラウの設置などが行われました。
1960年から1961年頃には宇都宮運転所に転属し、東海道本線時代に事故廃車となった1両を除く前機が東北本線で活躍しました。
老朽化のため、1975年から1977年までの間に全車廃車となりました。
NゲージではKATOが以前より製品化しています。
自分が所有しているのはもう20年以上前に購入した旧製品ですが、製品のクオリティが非常に高く、現在も動力の調子が悪くなくレイアウトで旧客牽引の仕業で運用されています。
品番:3003
車番は9号機を選択しました。
デッキ付き前面の様子です。
運転台を横から見た様子。
突き出したパンタグラフが特徴的で、非常にかっこいいです。
台車は2C+C2となっています。
反対側から見た様子です。