小田急キハ5100形は、1955年に運用を開始した御殿場線直通列車用キハ5000形の増備車で、1956年に登場しました。
1日2往復で運用を開始した御殿場直通列車は、通常は単行運転基本でしたが、土休日は2両編成で運行されることもあり、定期検査などがある場合は予備車もなく増結もできない状況となっていました。
当初から運用されていたキハ5000形は、シートピッチが狭く利用客からの苦情が殺到し、乗務員室も非常に狭くタブレット交換などでも支障をきたしていました。
そのため、増備車ではシートピッチや乗務員室の拡大が図られましたが、その他動力や台車などの仕様変更も行われたことから、新形式の5100形となりました。
御殿場の直通列車はキハ5000形2両・キハ5100形2両の計4両の体制で1968年に御殿場線が電化されたことから、SE車を5連に改造した車両に置き換えられることとなり、キハ5100形は廃車となり、キハ5000形とともに関東鉄道に譲渡されました。
鉄道コレクションでは、第30弾でキハ5102が製品化されました。
↑ キハ5102
↑ 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 台車の様子
↑ 反対側の様子