キハ 200型は 1961年に登場した小湊鉄道の標準型ティーゼルカーで、1977年までに 14両が製造されました。
かつて小湊鉄道では蒸気動車やガソリンカーなども活躍しましたが、資金難のためかいずれも他社からの譲渡車や改造車ばかりで、車両の確保・運営には苦労していました。
これらの旧式車両はすべてキハ 200型により置換・淘汰され、キハ5800形の廃車以降、小湊鉄道内の列車は(里山トロッコなどを除き)全てキハ 200型で運行されてきました。
なお、キハ 200型の増備による置き換えが 16年もかかってたのは、その費用捻出がなかなかできなかったためで、初期に製造されたものは製造後すでに 40年が経過しています。
キハ200型は、国鉄千葉駅への乗り入れを考慮し、当時の国鉄の標準型であるキハ 20系に準じた仕様jで両運転台車となりました、前面ではヘッドライトが左右2灯に分かれるなど、細部に独自設計である証を見ることができます。
エンジンはキハ 20 と同じ DMH17C(180ps)を搭載し、車内はロングシートで定員は160人(キハ 20は 82人)、乗務員室は簡易な仕切り構造になっているので、前方の見渡しが良く、開放的な設計になっています。
製造時期が長いので、その時期によって車両毎に差異があるのも特徴的で、テールライトに若干違いがあるほか、側面窓が、初期のものは2段上昇式であるのに対して、211号以降は、ユニット窓になっています。
近年では、初期車など一部で老朽化が進んだことから、2021年以降、JR東日本から購入したキハ40形(計5両)が順次運行を開始し、キハ200型の一部が引退をしています。
鉄道コレクションでは、2011年に第13弾でキハ 213が製品化されました。
購入後、しばらくはそのままディスプレイモデルの状態でしたが、2021年に購入してN化したキハ202+キハ204編成の増結用として、購入して10年以上が経過した2022年1月に、Nゲージ化されました。
増結用のため動力は搭載されず、カプラーは両側ともボディマウント式のTNカプラーに換装されました。
↑ キハ213
↑ 前面の様子。カプラーは両側ともボディマウント式のTNカプラーに換装されています。
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 台車の様子
↑ 反対側 運転台付近の様子