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12系客車/KATO「かもめナックルカプラー」換装

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Nゲージの12系客車が11両所有しています。

お座敷運転時代には6両+5両の最大11両の長編成で走らせていましたが、目下製作中のレイアウトでは20m級8両編成までの列車しか乗り入れできないため、現在では併結して走らせることはなく、余剰気味となっています。

最近、そのうち緩急車2両が試験的にマグネティックナックルカプラーを搭載し、自動解放の検証に使用されています。

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今回、これら11両の車両をあらためて整理し、A編成とB編成に分けて管理することにしました。

A編成はマグネティックナックルカプラーを装備した緩急車2両を含めた5両編成とし、中間連結器を全てアーノルドカプラーからKATOナックルカプラーに換装することとしました。

B編成は従来からのアーノルドカプラー仕様の6両編成としました。

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12系客車は旧製品なので、カプラーは台車マウントです。

そのため、A編成の中間車・緩急車(非機関車連結側)には「かもめナックルカプラー」を装着しました。

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かもめナックルカプラーです。

緩急車に装備したマグネティックナックルカプラー(カプラーポケット用)はこれに開放ピンを追加しただけのもので、それ以外が全く同じものかと思われます。

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まずは、緩急車の非機関車連結側にかもめナックルカプラーを換装しました。

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ナックルカプラーはアーノルドカプラーよりも小さく,より実感的になるのがその特徴です。

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車両どうしを連結した際の幅が短くなるもの、ナックルカプラーの魅力です。

しかしながら、アーノルドカプラーに慣れてしまった自分の感覚から、この車間距離がレイアウトのカーブ区間を曲がることができるのか非常に不安になりました。

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念のため、緩急車2両を連結してレイアウトで試運転を実施。

本レイアウトは、鉄コレ乗り入れ用の末端区間を除き、R280以上のカーブレールを使用しているので、特に問題ありませんでした。

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本選レイアウトのカーブ区間を通過するときの様子です。

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ここで問題発覚。

エンドレスを1周するためにカーブレールで自動解放(走行中に勝手にカプラーが解放されてしまう)不具合が頻発してしまいました。

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走行中の自動解放の原因は、自分のミス、カプラーポケットにナックルかプラーを取り付けた後、蓋(カプラーアダプタ)を付け忘れていたことでした。

これで、頻発した自動解放不具合がいったん解消しました。

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残る中間車3両のカプラー換装を行いました。

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アーノルドカプラーよりも実感的ですね。

もっと早くやっておけばよかったです。

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A編成(5両編成)のカプラー換装作業が一応完了しました。

早速、レイアウトで走行テストを実施しました。

実際に走行すると、カプラーポケットはきちんと取り付けていたにも関わらず、度々自動解放の不具合が発生しました。

自動解放は複数の特定の車両で発生していたため、それぞれ原因をチェックすると、カプラーのスプリングがうまく収まっていなかったり、取り付けたパーツが変形してしまっていた(取り付け方が少し違っていた)ことなどが原因だったようで、今回それらの対応で、ナックルカプラーの仕組みなどが多少理解できました。

KATOのナックルカプラーは見た目は実感的ですが、アーノルドカプラーよりもデリケートで、あまりラフには扱えないですね。

(不具合やトラブルの少なさという点では、アーノルドカプラーは最強のようです。)

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12系A編成のナックルカプラー化に合わせて、試験的に片エンドのみマグネティックナックルカプラーを実装していたKATOのEF65-500番台ですが、反対側のアーノルドカプラーもマグネディックナックルカプラーに換装しました。

このため、今のところ当機関車は12系A編成専用機ということになります。

今後、ナックルカプラーは当鉄道客車列車の標準連結器となる予定で、旅客用指定の機関車、及び客車のカプラー換装を順次進めるつもりです。