10000系は、20年にわたって製造された8000系に続く通勤型電車として1983年に登場しました。
東武鉄道のステンレスカーとしては、9000系に次ぐ第2番目の車両です。
車体は20m級で、片側両開き4扉のステンレスボディ、マルーンの帯が巻かれ、側面にコルゲートを施しています。
正面は前面FRPに覆われ、貫通扉を中心部に備えた左右対称のデザインとなっています。
制御方式は多段式バーニヤ方式とGTOサイリスタを用いた界磁チョッパを組み合わせた、バーニヤ方式電動カム軸他励界磁チョッパ制御を採用しています。
主電動機は140kwのTM-83とTM-84を搭載し、加速性能は8000系と同じ2.5km/h/sです。
ブレーキは回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキで、日光線の下り勾配に備え抑速回生ブレーキが付けられた他、降雪時対策として抑圧ブレーキも付けられています。
台車は軸箱支持が RCC式のミンデン台車TRS-81MとTRS-83Tを履き、波打ち車輪を用いて軽量化を図っています。
鉄道コレクションでは、第29弾で製品化されました。
↑ モハ11201
↑ クハ12201
↑ モハ11201 前面の様子
↑ モハ11201 側面の様子 その1
↑ モハ11201 側面の様子 その2
↑ モハ11201 側面の様子 その3
↑ クハ12201 側面の様子 その1
↑ クハ12201 側面の様子 その2
↑ クハ12201 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ クハ12201 運転台付近の様子