西武鉄道30000系は、101系・301系などの老朽車置き換え用として2008年に登場した地上線専用の車両で、10両編成6本・8両編成18本・2両編成6本の計216両が導入されました。
たまごがモチーフのデザインで、「スマイルトレイン」の愛称がつけられています。
車体は20000系と同ダブルスキン構造のアルミ合金製車体が採用され、西武鉄道の通勤形電車としては初めて裾絞り断面となり、幅を120mm広げ、従来車より定員が8両で60名増加しています、
先頭部分は非貫通の新形状で、帯色は西武鉄道にマークに合わせたデザインとなっています。
車内は横流ファンをまくらぎ方向設備としてドーム天井となり、貫通路はガラス部分を広げて解放感を出し、そで仕切りや吊り手もたまご形になっています。
制御装置はIGBT素子のVVVFインバータ制御で、主電動機は三相交流かご形誘導電動機を電動車1両あたり4基本搭載、制御単位は1C4M2群仕様ですが、2両編成は編成比が1M1Tのため動力車(クモハ32100形)のみ4基の主電動機を制御する1C4M1群仕様となっています。
制動装置は回生制動優先全電気指令式電磁直通ブレーキを採用し、台車はモノリング型軸箱支持方式のボルスタレス台車を履いています。パンタグラフはシングルアーム式で、架線離線時における回生制動失効防止対策としてパンタグラフ同士を母線引き通しによって電気的に接続しましたが、2両編成では動力車1両にパンタグラフ2基を搭載しこの対策としています。
鉄道コレクションでは第29弾で2両編成が製品化されたものを所有しています。
↑ クモハ32103
↑ クハ32203
↑ クモハ32103 前面の様子
↑ クモハ32103 側面の様子 その1
↑ クモハ32103 側面の様子 その2
↑ クモハ32103 側面の様子 その3
↑ クハ32203 側面の様子 その1
↑ クハ32203 側面の様子 その2
↑ クハ32203 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ クハ32203 運転台付近の様子