小田急デハ1800形は、元は戦後の輸送力が不足した時代に国鉄から譲渡された車両など22両で、1957年から1958年にかけて国鉄72系の全金化改造工事と同様の手法で更新工事を受けました。
更新後は、前面は切妻のままながら小田急スタイル、側面は72系全金車スタイルの新車体となりました。
小田急全線で運用され、単独では2連の組み合わせで8連で急行や準急にも使用された他、4000形と連結して5連・8連で運用されたりもしていました。
しかしながら、1973年の4月と5月に立て続けに脱線事故を起こし、この2形式の連結が原因と推定されたことから、再び単独運用に戻りました。
その後1976年から1977年ごろにラッシュ時に単独で8両編成で急行に使用されたこともありましたが、冷房装置がないことや車両機器の老朽化が進んでいたためにごく短期で終了しました。
末期には4連でほぼ固定化されましたが、1979年から1981年にかけて廃車され、全22両が秩父鉄道に譲渡されました。
鉄道コレクションでは、第9弾でデハ1802+クハ1852が製品化されました。
↑ デハ1802
↑ クハ1852
↑ デハ1802 前面の様子
↑ デハ1802 側面の様子 その1
↑ デハ1802 側面の様子 その2
↑ デハ1802 側面の様子 その3
↑ クハ1852 側面の様子 その1
↑ クハ1852 側面の様子 その2
↑ クハ1852 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ クハ1802 運転台付近の様子