名古屋鉄道7300系は、1971年に旧型車(3800系・800形)の機器を利用し車体を新製する形で製造され、2両編成9本と4両編成3本の計30両が導入されました。
車体は7000系パノラマカー(7次車)と同等の設計とされ、側面はパノラマカーのグループにほぼ準じた連続窓デザインですが、先頭車(運転台)前面は正面貫通式の高運転台構造となりました。
冷房装置は集約分散式のタイプを4基屋根上に搭載し、内装は戸袋部を除きオール転換クロスシート仕様でした。
主電動機などの主要機器が種車から流用され、吊り掛け駆動方式となりました。
導入当初は三河線をはじめとする支線直通特急(料金不要)用として運用されましたが、その後は普通(各駅停車)から特急(後に高速)まで幅広く使われました。
1997年4月までに全車廃車となり、豊橋鉄道に譲渡され、1500Vに昇圧された渥美線で運用されたものの、2002年までに後継の1800系に置き換えられ、全車引退となりました。
鉄道コレクションでは、第27弾でモ7305-ク7205が製品化されました。
↑ モ7305
↑ ク7205
↑ モ7305 前面の様子
↑ モ7305 側面の様子 その1
↑ モ7305 側面の様子 その2
↑ モ7305 側面の様子 その3
↑ ク7205 側面の様子 その1
↑ ク7205 側面の様子 その2
↑ ク7205 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ ク7205 運転台付近の様子