箱根登山鉄道モハ3形は、1935年にチキ3形として3両が導入されました。
同時期に装備されたチキ2形2両とは、川崎車輛製の同じ車体となりましたが、チキ3では電装品と台車がほぼ日本製となったため、チキ2形とは別の新しい形式となりました。
車両番号はチキ113からチキ115の連番でした。
1952年の形式称号の変更ではチキ3形からモハ3形に変更され、複電圧化工事も実施されました。
モハ3形が、モハ1形・モハ2形に比べれば最も新しい形式ですが、新造当初からずっと鋼製車体であったことから、途中で車体の鋼体化の行われたモハ1形やモハ2形の初期車よりも老朽化が進み、先に淘汰されることとなりました。
モハ113号・モハ115号については、1984年に新型車両1000形の増備車が導入されたのに伴い運用からはずれ、翌1985年に廃車となりましたが、残るモハ114号も1997年に引退しました。
鉄道コレクションでは、第17弾でモハ113号が晩年の姿で製品化されました。
↑ モハ3形113号
↑ 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ 反対側の様子