箱根登山鉄道モハ1形は、1919年にチキ1形として当時の小田原電気鉄道(箱根登山鉄道の前身)が導入した車両です。
当時は合造車で、ダブルルーフの木造車体にブリルの台車を履き、GE製の電装品を装備していました。
1926年に1両が事故で廃車となりましたが、残る6両が1950年に木造車体の鋼体化と複電圧化改造を受け、モハ1形となりました。
更新後の車体は、片側2扉の15m級車体で、座席は101、102がセミクロスシート、その他がロングシート仕様、駆動方式は吊りかけ式で、台車も交換されました。
1991年から3年間にわたり、2両固定編成化の改造工事が実施され、連結面の乗務員室の撤去、非常用通路の設置、電動発電機取り付け、パンタグラフの下枠交差型化、ATS取り付け、前照灯のシールドビーム化などが行われました。
現在は103-107号、104-106号の2編成が在籍していますが。鉄道コレクションでは、このうち103-107号編成が事業者限定品として製品化されました。
↑ モハ103
↑ モハ107
↑ モハ103 前面の様子
↑ モハ103 側面の様子 その1
↑ モハ103 側面の様子 その2
↑ モハ103 側面の様子 その3
↑ モハ107 側面の様子 その1
↑ モハ107 側面の様子 その2
↑ モハ107 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ モハ107 運転台付近の様子