2023年9月に銚子を訪問した際、銚子駅構内で奇妙な電車を見かけました。
JR東日本の電気・軌道総合試験車(検測車)のE491系で、East i-E(イーストアイ・ダッシュイー)の愛称を持っています。
2002年に1編成が製造され、勝田電車区に所属、JR東日本管内等の電化路線を駆け巡り、軌道・信号・架線などの計測を行っています。
2M1Tの3両編成の交直流電車で、JR東日本管内ほとんどの狭軌区間で走行・計測が可能ですが、仙石線は電化区間としては飛び地になっているためそのまま入線できません。
また、JR東日本と直通運転を行っている伊豆急行・青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・仙台空港鉄道・阿武隈急行・富士山麓電気鉄道・北越急行・しなの鉄道・えちごトキめき鉄道・東京臨海高速鉄道でも検測が行われることがあるそうです。
クヤE491-1
軌道関係を計測する車両で、軌道状態測定装置や測定用パンタグラフ(下枠交差型/PS96A形)を搭載しています。
前面の様子です。
運転台付近側面の様子です。
窓の形が特殊です。(事業用車ならではの様子)
モヤE491-1
電力関係を計測する車両で、架線測定用の装置を搭載、パンタグラフは集電用のシングルアーム式を2基備え、編成の進行方向により使い分けています。
寂しい窓・・・
クモヤE490-1
信号・通信関係を測定
地上信号機器・通信機器の測定装置や測定用パンタグラフ(下枠交差型/PS96A形)を搭載しています。
検測等の必要に応じて1台車の主電動機をカットすることができます。
側面にはEAST i-Eのロゴが描かれています。
運転席側から見た様子です。
先頭部にはカメラが設置されています。
屋根の上に取り付けられているもの・・・調べきれませんでした。すいません
台車にも何か計測の為のもの?が取り付けられています。
(急いで撮ったので、台車の一部が写真に収まりませんでした。)
前面の様子です。