東武鉄道 7800系は、終戦直後に割り当てられた国鉄 63系(7300系)をベースに、東武独自の設計により導入された 20m 級4扉車で、1953年から 1962年の間に 164両が製造されました。
ドアや窓の基本配置、木製の床、半鋼製車体、主電動機の主力や特性などは7300系に準じていましたが、運転台折妻面に緩やかな傾斜がつき、台車は一体鋳鋼製でボルスタアンカ付の FS510 を履いていました。
その初期車となる7800形は 1953年から1954年にかけて 19編成 38両が製造されましたが、木枠の客窓・戸袋窓の桟や客窓の日除け鎧戸、グローブ式白熱灯など、古くからの特徴を残していました。
鉄道コレクションでは、事業者限定品で発売された セイジクリームの2両セットを所有していますが、これはセイジクリームに塗装された後の晩年の姿を模型化したもので、前面窓のHゴム化、シールドビーム2灯化、客ドアガラスの浅桟廃止とHゴム化、客ドア下部の飾りプレス模様の廃止などが再現されています。
↑ モハ7800
↑ クハ800
↑ モハ7800 前面の様子
↑ モハ7800 側面の様子 その1
↑ モハ7800 側面の様子 その2
↑ モハ7800 側面の様子 その3
↑ クハ800 側面の様子 その1
↑ クハ800 側面の様子 その2
↑ クハ800 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ クハ800 運転台付近の様子