真岡鐡道のC11(325号機)は、1946年に製造され、国鉄現役時代には茅ケ崎機関区に配置され、相模線・南武線などで運用された後、1967年に米沢機関区に転属して左沢線などで使用されていました。
1972年に同線でのSL運用がなくなったことから休止となり、後に廃車され、新潟県内の中学校で静態保存されていました。
1996年、真岡鉄道がC12の予備機として使用するため同鉄道に移管され、1997年にJR東日本大宮工場で動態復元工事を実施、1998年に同鉄道で営業運転を開始しました。
真岡鐡道在籍中(厳密には、本機の所有権は真岡市が取得)は、C12との重連も含めて多数運行され、多くの人気を集めました。
しかしながら、本機はその維持費確保が困難となったことから東武鉄道に売却されることとなり、2019年12月のラストランを最後に真岡鐡道から姿を消しました。
(現在は、東武鬼怒川線で使用されています)
自分が真岡鐡道を訪問したのは、本機は真岡鐡道から撤退する1年前の2018年8月。
なんとか真岡での本機の勇姿を撮影することができました。
この日、関東鉄道を乗り継いで真岡鐡道の発駅となる下館駅に到着すると、C11の牽引する「SLもおか号」はすでに下館駅に入線し、乗車ホーム脇の側線で待機をしていました。
先頭に立っていたC11-325号機
実際に動くC11を見るのは、自分は今回が初めてでした。
下館駅では、何枚かC11の写真を撮った後、「SLもおか」よりも先に出発する列車で真岡駅に向かい、この列車を待ち構えることにしました。
真岡駅で待機、列車の到着を待ちました。
下り方面から、「SLもおか」が見えてきました。
「SLもおか」真岡駅に到着するところ その1
「SLもおか」真岡駅に到着するところ その2
「SLもおか」真岡駅に到着するところ その3
列車が無事に駅に到着しました。
C11の側面 その1
C11の側面 その2
C11の側面 その3
C11の側面 その4
牽引される客車はJR東日本から譲渡された50系です。
1号車はオハ50-11
客車は国鉄時代にはぶどう色と赤帯ですが、雰囲気は出ていていいですね。
台車の様子。
2号車はオハ50-22
3号車はオハフ50-33
オハフ50、車端の様子です。
※Nゲージでは、昨年再生産されたKATOのC11がまだ新製品で入手可能なようです。
(2023年10月現在)
小型レイアウトにはぴったりの機関車です。
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