JR四国1000形は、徳島・高知地区などの非電化区間の輸送改善用として設計された車両で、1990年から1998年までに56両が新潟鐵工所で製造されました。
全長21m級のステンレス製車体で、両運転台のため単行運転が可能です。
乗降用扉は片側3扉で、両端は 850mmの片開き扉、中央部は 1,300mmの両開き扉で、ワンマン時は中央扉が締め切りとなります。
車内は都市近郊のラッシュ時輸送と郊外での運用を考慮し、クロスシートとロングシートを点対称に配置しました。
機関は2000系気動車でも使用した直列6気筒ディーゼル機関(SA6D125-H)ですが、過給機や燃料噴射系の仕様を変更し、スペックは 400PS/2100rpmの定格出力となり、車体の軽量化との相乗効果で、最高速度 110km/s・勾配均衡速度は 52km/h(25‰)となりました。
台車は板バネに空気バネを用いたボルスタレス台車を履き、ブレーキは機関ブレーキ・排気ブレーキ併用の電気指令式空気ブレーキを搭載しています。
トイレは導入当初は設置されていませんでしたが、その後改造により全車トイレがされました。
鉄道コレクションでは、第28弾でトイレが設置されていない頃の 1012号が製品化されたようですが、管理が購入したものはシークレットモデルで、トイレ付の 1011号でした。
↑ 1011号
↑ 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 1011号はトイレ付で、トイレ設置部分のの窓は埋まっています。
↑ 台車の様子
↑ 反対側 運転台付近の様子