自分が所有する車両のうち機関車・客車・貨車のカプラーについては、昔ながらの使い勝手が良いアーノルドカプラーが主流ですが、客車とこれに対応する機関車については順次KATOナックルカプラーとマグネティックナックルカプラーへの換装を進めています。
TOMIXの機関車も多く所有していることから、TNカプラー装備の貨車も増やしたいと思っています。
レイアウト上で車両を走らせる際に、走行中の自動解放などの不具合がなく、一番安定して使い勝手が良いのがアーノルドカプラーです。
KATOのナックルカプラーは、編成の両端をマグネティックナックルにして、構内での自動解放などを楽しむために導入していますが、カプラーの構造のデリケートで連結解放が安定していません。
TOMIXのTNカプラーは、走行中の不具合はほとんどありませんが、台車マウントだと車両どうしの連結・解放(もちろん手で行いますが…)がスムーズに行えない等のデメリットがあります。
自分の所有車両では、機関車・客車・貨車のカプラーが統一されることがないと思います。
前置きが長くなりましたが、今後TOMIX製のコキ4両のうち2両の片側のカプラーを、試験的にTNカプラーに交換してみました。
コンテナ車のカプラーは台車マウントなので、単純にそのカプラーを交換するだけです。
台車マウント用の自密連形TNカプラーを購入しました(コキに合う製品の品番をインターネットで確認)
製品(品番:0393)はグレータイプでカプラーは24個入りでした。
中に入っていたのは、カプラー本体とスペーサーのランナーです。
カプラーのランナーはフックとフレームの二つのパーツに別れ、上と下についていました。
フレームをランナーから切り離し、フック(ランナーにくっついたままの状態で)にフレームにはめ込みました。
そのままフレームから切り取った状態のTNカプラーです。
TNカプラーに換装する台車をコキの本体から外しました。
台車のカプラーカバーを外し、カプラーをアーノルドからTNに交換しました。
カプラーを交換した台車のカプラーポケットにカプラーを取り付けたら交換完了です。
カプラー交換を行った台車と元のアーノルドカプラーの台車を並べてみました。
見た目の違いが説明不要かと思います。
コキもう1両の片側もTNカプラーに交換して、台車マウントのTNカプラーどうしを連結した様子です。
確かに、見た目は格段に良くなっていますね。
但し、カプラーを連結させる際に互いのカプラーの首が上下左右に動いてしまい、スムーズに連結できないですね。
解放する際にも力がいるので、カプラーが破損してしまわないか心配です。
TNカプラーを装備した機関車との連結テストです。
機関車側のカプラーがボディマウントで安定しているので、コキ同士の連結よりはスムーズにできました。
あらためて、コンテナを載せた状態で見た目をチェック。
KATOナックルカプラーよりも実感的かも知れません。
TNカプラーは連結した状態が非常に安定しているようなので、おそらくレイアウトを走行させたときに勾配やカーブ区間での自動解放みたいな不具合は発生しないと思います。
但し、列車を線路に載せた後の連結解放は少し面倒かも。
レイアウトでは、ゆうづる駅の構内にコンテナヤードも建設する予定なので、コキが常にレイアウト上に乗せっぱなしにしようかと思っています。
次に時間があるときに、コキ4両のカプラーを全てTNカプラーに交換したいと思います。