3010系は、従来運用されてきた初代3000系(旧国電型車両)の足回りや台枠などを流用し、新製された車体と組み合わせた車両で、1964年から1966年までの間に9両が製造され、これに完全な新造車として増備されたサハ3514を加え、合計10両となりました。
車体は同時期に製造されていた旧6000系に準じた20m級片側4扉車ですが、尾灯などで流用品を使用したため、旧6000系とは細部が異なりました。
主電動機は初代3000系からの流用品の直流直巻電動機、動力伝達方式は吊り掛け駆動とされ、直角カルダン方式を採用した旧6000系と比べると騒音や振動の面でやや劣っていました。
導入当初は未改造の初代3000系との併結運用も見られましたが、その後は10両編成(または2両抜いた8両編成)で運用されていました。
1986年から1987年の2回に分けて、冷房装置と車体更新に合わせてVVVFインバータ制御化・足回りの直角カルダン駆動化が実施され、3050系(2代目3000系)となりましたが、1998年に脱線事故を起こし、そのまま修理されずに廃車となりました。
鉄道コレクションでは、第27弾でモハ3011とクハ3511の2両のみが製品化されています。
↑ モハ3011
↑ クハ3511
↑ モハ3011 前面の様子
↑ モハ3011 側面の様子 その1
↑ モハ3011 側面の様子 その2
↑ モハ3011 側面の様子 その3
↑ クハ3511 側面の様子 その1
↑ クハ3511 側面の様子 その2
↑ クハ3511 側面の様子 その3
↑ パンタグラフ付近の様子
↑ 台車の様子
↑ 反対側 運転台付近の様子