14790形は、1955年に富山地方鉄道初のカルダン駆動電車として登場し、日本車両製造で新製されました。
当時は14770形とされ、制御電動車のモハ14771と制御車のクハ171の計2両が製造されました。
高性能車の試作車としての要素が大きく、将来的に2両とも電動車化する計画があったことから、制御車のクハ171を含め、2両とも車体の両端に運転席を備える両運転台構造となりました。
その後、2両固定編成として導入された14780形の乗客増により2両1編成として運用される必要性が薄れ、乗客増により増結用電動車のニーズが増えたことから、1958年にクハ171が電装化されモハ14772となりました。
1981年には他車との車番重複を避けるために、14790形(モハ14791・14792)と改番されました。
1985年には前照灯2灯化などが行われましたが、冷房化改造は行われず、1995年と1997年にそれぞれ1両づつが廃車となっています。
鉄道コレクションでは、第16弾でオリジナルの3枚窓のまま最後まで運用されてモハ14791が製品化されています。
↑ モハ14791
↑ パンタグラフ側 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ 非パンタグラフ側の運転台付近の様子