6050系は、6000系の車体更新車として1985年10月から1986年10月のまでの間に2両編成22本の計44両が登場しました。
また、その後完全新造車として7編成14両が増備され、総勢29編成58両の在籍となりました。
外観塗装はジャスミンホワイトを基調に赤とオレンジのラインを配し、前面は大型ガラスを使用した3面折妻構造、窓周りを窪ませた額縁スタイルとなり、急行灯は貫通扉の上に装着されています。
側面では客室側窓は一枚下降式となり、客室用ドアは両開き式を前後2ヵ所に備えています。車内はドア間固定のクロスシート、車端・戸袋部をロングシートとしたセミクロスシートで、座席のシートピッチは1,525mm と比較的広く、折り畳み式テーブルを設置しています。
主要機器は、主電動機・電動空気圧縮機(CP)などを流用していますが、制御器・抵抗器等の主要機器は新造されています。
台車は更新車は元車両からの流用でミンデンドイツ型FS357・057(東武形式TRS-63M・63T)を履いていますが、新造車ではSUミンデン型FS529・029(東武形式TRS-882M・882T)に変更されています。
運用としては、伊勢崎線・日光線・鬼怒川線・野岩鉄道線・会津鉄道線を直通する快速・区間快速を中心に充当される他、日光線や鬼怒川線などのローカル列車でも使用されていましたが、2017年4月のダイヤ改正では直通の快速・区間快速が特急に格上げされたことに伴い、臨時列車などを除き伊勢崎線浅草口に顔を出さなくなり、一部で廃車も始まりました。
6050系は上記の東武鉄道所有車の他、野岩鉄道所有車2連3本、会津鉄道所有車2連1本が導入されましたが、これらは東武所有の新製車と同一仕様で東武所有車と共有運用で使用されていました。
老朽化による廃車は2017年頃に始まり、現在は634型に改造された1本の他野岩鉄道所有車両等で一部残るのみとなっています。
鉄道コレクションでは、事業者限定で一度発売されましたが、その後通常のオープンパッケージで再度発売されたもののうち、更新車を製品化したものを購入しました。
↑ モハ6159
↑ クハ6259
↑ モハ6159 前面の様子
↑ モハ6159 側面の様子 その1
↑ モハ6159 側面の様子 その2
↑ モハ6159 側面の様子 その3
↑ クハ6259 側面の様子 その1
↑ クハ6259 側面の様子 その2
↑ クハ6259 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ クハ6259 運転台付近の様子