KATOの10系客車は9両所有していて、そのうち5両はナックルカプラー化と室内灯装備を完了していますが、残る4両については手を付けずに放置状態となっていました。(スハネ16は室内用取り付けのみ完了しています。)
現在、当鉄道ではKATO製の機関車・客車・貨車のナックルカプラー化を順次進めていますが、今回はこの4両のカプラー交換を行うことにしました。
10系客車はもう15年以上前に購入したものですが、かなり実感的にできています。
まだリニューアルしておらず、現行と同じ製品かもしれません。
(間違っていたらスイマセン。)
台車を外してカプラーを交換するだけの単調な作業ですが、この工程を延々と記載してもブログとして面白味のない内容になってしまいますので、今回はカプラー交換を行った車両を簡単に紹介します。
まずは、スハネ16です。
スハネ16は、戦前製の2軸ボギー式台車や戦後製の老朽化した客車の台枠を流用し、在来車両の台車を使用して、ナハネ11形に準じた軽量構造の車体を新製して作られた車両(オハネ17)で、冷房化改造の際に重量が増えてスハネ16となりました。
台車はTR47を履いています。
オロネ10です。
オロネ10は20系ナロネ21をベースに開発された車両で、新製段階から床下に冷房装置を搭載しています。
駆動電源を供給するディーゼル発電機を床下に搭載したため、重量が重たくなり形式名でも「オ」を名乗るようになりました。
スロ62です。
厳密には60系客車に分類され、鋼体化客車オハ61を特別2等車に改造したオロ61に冷房化改造を施したもので、冷房装置搭載で重量増となり、「オロ」から「スロ」に変更になりました。
オユ10です。
郵政省所有の郵便車で、車体は当初は茶色でしたが、その後青に変更されています。
後に冷房改造が実施され、屋根の高さを下げて分散式ユニットクーラー3基が搭載されましたが、この冷房改造車が製品化されています。