クモハ123-1は、中央本線の塩嶺トンネル完成に伴い、支線化した辰野-塩尻間(中央本線辰野支線)で運用するため、1986年に国鉄長野工場でクモニ143-1から改造された車両です。
同年11月に営業運転を開始し、「ミニエコー」の愛称で運用されました。走行関係は種車のものがそのまま流用され、将来のワンマン運転を考慮して側面両端部には1,000mm の片開き扉が設けられました。
側面窓は幅674mm のユニット窓となり、一部の窓は種車のまま流用されていました。
改造当時は冷房装置は搭載されていませんでしたが、1995年に集約分散式冷房装置(AU712形2基)が搭載されました。
デビュー当初は白地に緑帯の塗装でしたが、その後ローズピンクと白色のツートンに変更されています。
辰野-塩尻間を中心に運用されてきましたが、老朽化により2013年3月のダイヤ改正でE127系に置き換えられ、引退しました。
鉄道コレクションでは、第20弾でデビュー当初の塗装、非冷房の仕様で製品化されました。
↑ クモハ123-1
↑ 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ 反対側 運転台付近の様子