国鉄阪和線は、1929年に阪和電気鉄道として開業、翌1930年までに阪和天王寺駅(現:天王寺駅)から阪和東和歌山駅(現:和歌山駅)に至る全線が開業、1940年に南海鉄道に吸収合併された後、1944年に国有化され阪和線となりました。
旧南海鉄道時代の車両は、そのまま国鉄に引き継がれ戦後も長らく阪和線を中心に使用されていました。機器・連結器・ベンチレーターなどは更新や修理の際に国鉄標準品に取り換えられ、1959年12月にはクモハ20形・クハ25形となりました。
環状線の101系と同じ朱色に塗装され旧型国電とともに運用されていましたが、1966年から1968年頃までに全車廃車となりました。
鉄道コレクションで製品化されたクモハ20-102・クハ25-103は、それぞれ南海鉄道に製造されたモタ3004・クタ7003で、窓は2個ユニットで隅に大きなRのついた1段窓、ノーシルノーヘッダーの美しい車両でした。
製造当初は両運転台車でしたが、買収後に片運転台化されています。
↑ クモハ20-102
↑ クハ25-103
↑ クモハ20-102 前面の様子
↑ クモハ20-102 側面の様子 その1
↑ クモハ20-102 側面の様子 その2
↑ クモハ20-102 側面の様子 その3
↑ クハ25-103 側面の様子 その1
↑ クハ25-103 側面の様子 その2
↑ クハ25-103 側面の様子 その3
↑ パンタグラフ付近の様子
↑ 台車の様子
↑ クハ25-103 運転台付近の様子