鉄道コレクションの岳南鉄道モハ1103とモハ1105ですが、当鉄道ではNゲージ化して2両固定編成で走らせています。
中間の連結器は鉄コレ標準のアーノルドカプラーのままでしたが、今回TNカプラー化しました。(編成両端の連結器はダミーカプラーのままです。)
上の写真は作業前の様子で、うち、モハ1105(銀色)の前面が中間連結器でアーノルドカプラーとなっています。
中間連結器部分の様子です。
やはりアーノルドカプラーだと車両間の隙間が大きく、実感的ではありません。
ボディマウント方式のTNカプラーを取り付けようと思い、0375(密自連のグレー6個入り)を購入しましたが、17m級の車体には取り付けられるかどうかは、やってみなければ分かりません。
ちなみに、今回購入したボディマウントのTNカプラーですがこれが6個入っているものです。
動力はモハ1003にセットしていますので、まずはそちらの車体と動力ユニットを外しました。
写真だと、左側がダミーカプラー・右側がアーノルドカプラーで、今回は右側のカプラーを交換します。
まずはボディマウントのTNカプラーは取り付けできるかどうか確認しました。
アーノルドのカプラーポケットを外しました。
17m級の鉄コレ動力ユニットだと、モハ1103にはスペーサーSを使用していますが、このスペーサーSには側面に横に取り付け部がないので、そのまま取り付けられません。
また、仮にねじ止めやゴム系ボンドなどで妻面下部に直接貼り付けようとしても、動力ユニットの先端と台車の根元の間隔が狭く、TNカプラーユニットの突起部分と接触してしまい、カプラーユニットを加工(接触部分を削る等)をしなければ、物理的に取り付けられませんでした。
また、非動力車もモハ1105も同様で、取り付けると台車が動かなくなり曲線を通過できなくなってしまいます。
他の方のNSN・ブログや動画では、TNカプラーユニットを加工して取り付けている例もありますが、自分はそれはあきらめて、台車のカプラーポケットにTNカプラーを取り付けて対応することにしました。
写真の上は鉄コレ標準のアーノルドカプラーで、下はカプラーポケット用のTNカプラー(0393/密自連TNカプラーSカプラー対応・グレー)です。
このTNカプラーなら、なんとか鉄コレ用のカプラーポケットにもはめられそうなので、試してみることにしました。
鉄コレ用のカプラーユニットにTNカプラーを取り付けた様子です。
一応取り付けられましたが、なんかゆるゆるです。
カプラーの上蓋(KATOだとカプラーアダプター)が欲しいのですが、そのようなものはありません。
モハ1103にTNカプラーを取り付けた様子です。
カプラーが前に飛び出している感じで多少不自然ですが、アーノルドカプラーよりはましになりました。
相手のモハ1105にも同様にTNカプラーを取り付けた様子です。
この後、実際に線路の上で連結テストを行ってみました。
一応、連結することはできたのですが、カプラーの頭が上下左右に動き過ぎて、連結させるのに非常に手間がかかりました。
これは、2軸貨車などでも同様なのである程度想定はしていましたが、せめてカプラーの上下の動きだけでもなんとかしたいです。
TNカプラーには、スペーサーが付属していて、これを使用していなかったので、とりあえず装着してみることにしました。
TNカプラーにスペーサーを取り付けた様子です。
TNカプラーを鉄コレ用のカプラーポケットに取り付けた場合、上下の隙間が大きくその上に蓋がないため、連結する際にカプラーが上下に動いてしまいます。
そこで、カプラーポケットにTNカプラーを取り付け後、その上に1mmのプラ角(短く切ったもの)をゴム系ボンドで貼って隙間を埋め、更にその上に0,1mm厚のプラ板を貼って蓋をしました。
(作業途中の写真を撮り忘れたので、掲載できずすいません)
TNカプラー化した後の連結した様子です。
まだ車両間の隙間は大きいのですが、アーノルドカプラーよりは小さくなったような気がします。
まだいろいろ改善の余地はあると思いますが、脱アーノルドカプラーが目的なので、とりあえずがこれでしばらく走らせるつもりです。
今回の作業終了後のモハ1103とモハ1105の様子です。